先日のクワトロハウス「ふくい建築賞2014」の審査講評をいただけたので、私たちの作品への直接言及されている部分のみですが、転載します。
・クワトロハウス (優秀賞)
北側に道路を持つ奥行きの小さな敷地に建つ都市型住宅である。生活のために必要な空間を、陣取り合戦さながらの間取りで構成していると思っていたが、斜線制限等の限られた高さの中で吹き抜けを設けたり、屋外にバーベキュースペースを設けたりしながら、楽しい家族像が見えるような空間構成を実現したことは評価できる。
戦後の一時、最小限住宅が建築家の設計対象になり、その後も様々な狭小住宅が建築誌を賑わしているが、この住宅は外観からすると設計者流の繊細な鉄仮面といったところだろうか。
やや肩を張った姿なので、もう少し優しさがほしかったと感じるのは欲張りであろうか。
by審査委員 髙嶋 猛
「外観は、設計者流の繊細な鉄仮面か。もう少し優しさが」 というところは、なるほどそういう風に感じるのかと、改めて自分の設計を見返すアドバイス的な意見だと思います。
廻りに対する優しさという観点で、外観を考えるという視点をいただけたことがありがたいです。これからの設計の一つのチェック項目として忘れないようにします。
また次回も賞をもらえるように頑張ります。
(harada)