先日の打ち合わせでアプローチの仕上げについて話題になりました。
案外、外壁の仕上げなどに比べて、注意しないのが、足元の仕上げ。
予算が厳しい際にも減額の対象になりがちです。
でも、ここにちょっと個性を出すとグッと玄関廻りが引き立つポイントでもあります。
いろんな素材がありますが、今回、検討しているのは、大谷石。
情緒あふれる独特の空気感があります。
その柔らかな風合いと、落ち着いた質感から愛された大谷石は、巨匠フランク・ロイド・ライトの名建築、帝国ホテルにも使われているほど。
モダニズムの代表建築家、前川國男の自邸(東京都小金井市にある「江戸東京たてもの園」で見学可能)でも採用されています。
その美しさは以前、 「NHK美の壺file202大谷石」でも詳しく紹介されていました。
最近ではインテリア素材として、店舗の壁面などにも使用されているのも見かけます。
過去のプロジェクトでは「HA_house」さんで採用していています。
黒い平屋の建物との硬質な感じとラフな大谷石がうまく調和してお互いを引き立てあっています。
欠点はやや脆く欠損が発生する可能性もあります。
ただ、その経年変化を愉しめる住まいというのも素敵だと思います。
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