#01クワトロハウス(夫婦・子ども2人・犬)
27坪の敷地に建つ秘密基地
決め手は主張しすぎない設計と男女のバランスの良さ。
●ハウズスタイルを知ったきっかけは何ですか?
奥様 雑誌『家づくりナビ』で知りました。ハウズスタイルさんのホームページを見たところ、雰囲気がよかったので、飛び込みで電話をして相談に行きました。
●どこに相談をしましたか?
ご主人 ハウスメーカーさんの展示場を見て話もしていました。正直、変わったことをしたいというとオプションになり、自由にならなさそうで「なんか違うな」と思いました。
ハウスメーカーさんの都合で進められていく感じがしたのでやめました。
●ハウズスタイルで決めた理由は何ですか?
ご主人 まず、僕が所有する土地(駐車場)に家が建てられるかどうか、どういったプランが考えられるか、専門家に意見を聞きたくて相談に行きました。
見てもらうと「建てられますよ!」との答えをいただき、「ここに建てられるんだ!」と気持ちが前向きになりました。
ハウズスタイルさんのホームページを見ると、白っぽい家やシックな家などいろんな家を手がけているのが分かりました。どれも全体的な雰囲気が僕たちの好みに合っていたんです。
奥様 事例を見ながら「自分の考えを押しつけてこない建築家の方だろう」「私たちの思いを引き出して家を建ててくれるだろう」と思いました。
●ハウズスタイルの最初の印象は、どう感じましたか?
奥様 男性と女性がいてバランス良く話を聞いてくれる印象でした。
私たちふたりが受けた第一印象が良かったので「お願いします!」という感じでした。ほかの設計事務所は回らなかったですね。
原田さんは、いかにも建築家という怖い感じではなく、堅そうな人でもなく、淡々と説明をしてくれる方。
渡辺さんは、とても話しやすい方。
原田さんと渡辺さんとのやりとりが漫才的で面白かった(笑)
そこがハウズスタイルさんとのやりとりで楽しめたポイントかもしれません。。
好きな街並みからイメージを膨らませて
●家づくりについてお聞きします。最初にどのような希望を伝えましたか?
ご主人 いっぱいですよ、盛りだくさん(笑)
・駐車場に家が建つのか
・建坪が少ない分、オッと思わせる家にしたい
・友人を招いてパーティをするのが好きなので、人が集う家にしたい。
・ビルトインガレージにしたい
・アイランドキッチンにしたい
・庭がほしい
・犬を飼っているから中庭に放したい
・子ども部屋が2部屋ほしい
●ご希望のプランはスムーズでしたか?
ご主人 いえいえ、いろいろピンチがありました。
渡辺 ご要望を聞いて提案書を出したんですがそこでピンチがありました。
土地を厳密に調査したら、40~50センチほど家のサイズを小さくしないといけなくなって。「なにかひとつ部屋を無くす」または「それぞれの空間を小さく狭くする」と二つの方向で考えましょうとご相談しました。
ご主人 僕たちは空間を狭くするほうを選びました。その後、ハウズスタイルさんが微調整を重ねて、何度も何度もCGや模型で厳密に考えてくれて……。
狭い土地の中でなるべく部屋を広くとろうと考えてくれているのが分かりました。
たとえば、壁の工法を変えることで15センチ薄くする工夫をしてくれました。
家を建てる場所が街中で狭く、隣家と接近しているという条件だからこそ数センチにも気を配りました。
●内装の色や雰囲気などイメージの共有をどのようにされましたか?
奥様 最初のヒアリングで話題に出たんですが、二人とも「飛騨高山の雰囲気が好き」と答えました。和風すぎず、洋風すぎない、和モダンのイメージです。
●ハウズスタイルは、お二人のイメージをどのように住宅に反映させましたか?
渡辺 「飛騨高山」というキーワードから黒い外壁や落ち着いた内装のイメージが浮かびました。ですがいわゆる「古民家風」にすると重すぎるので、そこはアレンジして。
奥様 私の中で白い壁にするつもりはなかったのですが、できあがっていくのを見てびっくり。シックな黒に白がきれいに映えて、バランスの良さに驚きました。洗面所の黄色いタイルもいいですよね。
渡辺 黄色がお好きだとお聞きしたので洗面所や手洗いコーナーに取り入れましたが、日本の伝統色の中の大人な黄色を提案しました。
このお家には密かに「和のテーマ」が流れているんですよ。外観からだとモダンだけど中に入るとちょっと違う印象です。
●特にこだわったところ、譲れないところはどこでしたか?
奥様 小さくても狭くてもアイランドキッチンにしたかった。料理をしながら話ができ、自分も楽しめるからです。
私たちの望む家のコンセプトが「宴会を楽しめる家」だったので、キッチンとダイニングが一体化するようなプランにしてもらいました。
もうひとつは、ビルトインガレージです。これまでは家と離れた場所に駐車場があって、雨や雪が降ると濡れるし、子どもが寝てしまうと大変! 本当に辛かった……。
「さっと濡れずに家に入りたい」という点にこだわりました。
庭のジューンベリーの赤い実
●ぎりぎりまで悩んだところは?
奥様 ピアノを入れるか入れないかです。工事途中に実際のサイズを測り「これなら入る!」と思えてうれしかったです。
ピアノは私の生き甲斐のひとつ。気持ちをくみとってくれた渡辺さんも後押ししてくれました。
ご主人 小上がりの畳コーナーに引き戸をつけるかどうか迷いました。
最後の最後まで僕たちは引き戸を付けるつもりだったけれど、ハウズスタイルさんからは「やめたほうがいい」と何度も止められていて。
泊まっていく人のためにと思っていましたが「利用回数が少ないものへの優先順位は良く考えましょう。せっかくの部屋が狭く感じられる」とはっきり言ってくださいました。
かわりにロールスクリーンにして、実際それで十分でした。
奥様 考えをはっきり伝えてくれる渡辺さんのアドバイスに後押しされました。
気づかないところへのアドバイスがありがたい!
●ハウズスタイルの提案で依頼して良かったと思うところはありますか?
ご主人 コンパクトにまとめるためにサンルームを設けるのは僕たちは無理だと思っていました。
でもハウズスタイルさんは「子ども部屋6畳という常識を外して、3.5畳にして、そのぶんのスペースをサンルームに」と提案してくれました。
渡辺 小さい家だからこそサンルームは必要です。
福井はお天気の悪い日が多くて洗濯物を外に干しても乾かない。するとダイニングやリビングに洗濯を干しっぱなしになる。
それでは使い勝手もインテリア性もとても悪くなって、想像以上に大きなストレスになります。
奥様 今でこそありがたさを実感する提案です。
ご主人 2階まで続く大きな窓があってよかったと思っています。
南側に隣家が迫っているから明るい光が入ってくる窓は作れずに、暗い家にならざるを得ないとあきらめいたのに、こんなに明るい家になるなんて!採光って大事です。
奥様 玄関に入ったところの正面の窓も、ハウズスタイルさんのおすすめで取り入れました。
最初はいらないと思っていたけれど、出来てみたら義父が一番に褒めてくれて(笑)。
開けておくと涼しいし、さすがプロだと感心しています。
ご主人 床もすごくいいです。犬を飼うという前提で相談して決めた素材です。
ただ目地にどうしてもおしっこが入ってしまうのが難点かな。
かといって目地が無くてノッペリするのも好みでは無いし……。
渡辺 樹脂製のフローリングなのでとても強くてゴシゴシこすっても傷がつきません。
実はめったにご提案しない素材ですが、自然素材への興味は無く、機能性優先で考えて欲しいというご要望だったので。
●こうすればよかった…と思うところはありますか?
奥様 靴の収納が少ないことです。少なくても大丈夫、と思っていましたが、やっぱり少なかった。
●玄関ホールに洗面所がありますね。なぜですか?
奥様 私たちの家には週に2~3回、友人たちが訪れるので手洗いコーナーをつけました。
壁のデザインも素敵にしてもらいました。ここにあることで子どもたちがすぐ手を洗ってくれる利点もあります。家族が使う洗面所は2階です。
●完成後、ご友人の方々の感想を教えてください。
週に2-3回、友人が集う家になりました。「お店みたい」「くつろぐ」「これが自分の家だったら」と言われますね。すでにリピーターがいますから。
ハウズが食事にお招きいただいた時の奥様の美味しい手料理
●ハウズスタイルの家づくりの進め方はどうでしたか?
「常識をとっぱらって、こんなことしてもいいんだ!」と思えるアイデアを次々といただきました。
おそらくハウズスタイルさんが「この施主ならこの提案を受け入れてくれるだろう」と思ってくれて、いろいろ出してくれたのだと思います。
思い切って言ってもらえてありがたかったです。
ハウスメーカーだと、営業と設計が別の人なので家づくりを熱く考えてもらえなさそうなイメージでした。
ハウズスタイルさんは設計事務所なので、僕たちの理想の暮らしからしっかり考えてくれて、通じ合えていると確信できていました。
僕たちの最大限の希望を聞いて、どうやってできるかを見つけて、想像以上に応えてくれました。
●設計料は納得いただけましたか?
最初の段階で話をしてくれて納得しました。
こんな土地だし、費用がかかって当然だと思っていましたから。
逆にここまで話を聞いてもらって安いのではないかと感じたくらいです。
●どんな施主さんがハウズスタイルに相談するとよいと思われますか?
自分たちの希望がちゃんとある人ですね。
そのためにゼロから決めることを面倒だと思わず、家作りを楽しめる方です。
僕たちが思いもよらなかったこと、見落としていたことをハウズスタイルさんは提案してくれました。
「必要だ」「必要ではない」とはっきり言ってくれるのも相当なアドバイスになりました。
担当者より
●O邸の土地は27坪と狭くて変形。しかも2方向が道路に面していて南隣地と東隣地には既存建物がありました。そこで中庭と玄関アプローチ、車庫の機能を重複させてコンパクトにしました。条件が厳しかったので、模型やCGをもとにギリギリまで隣地との空き寸法や高さなどを検討し、調整しました。
●家族で過ごす場所とゲストを招く場所というパブリックスペースを主軸にして、主寝室や子ども部屋といった個人のスペースは「機能を満たせば広さは優先しない方針」で提案しました。
●無駄な場所に柱などが必要にならないように、構造をシンプルにまとめて内部を見渡せる気持ちの良い空間にしました。
●すべての希望を十分に満たすことは難しいので、ヒアリングした要望や世間話などからこちらが感じとったご家族の価値観を踏まえてプランを作りました。
●内装や収納についてはこちらからパース提案すると、奥様が細部の部分についてリクエストしてくださり、良いコンビネーションで進められました。
●削るばかりではつまらない家になってしまうので、ピアノを置く場所の確保や中庭に小さなデッキなど、ほしいと思っている場所はあきらめずに取り組みました。
●ご夫婦の意見が常に統一されていて、こちらとしてもストレスを抱えず設計に集中できました。「条件が厳しい部分も楽しんじゃえ!」的なノリもあり、ポジティブな打ち合わせが最初から最後まで続きました。