来週の火曜日には建前の予定を控えている「温かい家」の現場にて、施主様ご夫妻にお立会いいただき、打ち合わせを行ないました。
土間コンクリートを打った後、お天気続きとはいかず、どうしても雨が一時的に溜まったりする状態をご覧になったお施主様へのご説明などもさせていただきました。
実は私自身も、この仕事に就いて初めて建築現場で雨に濡れる断熱材や柱などを見たときは、「ちゃんと乾くんだろうか?」と疑問に思ったものです。
ですから、ご心配に感じるお施主様のお気持ちがとても良くわかります。
他にも、今まで空き地だった場所に新しく自分たちの住まいが建つ事で、「隣の家に日当たりの件でご迷惑をおかけするのでは無いか」という、ご心配なども、今までご説明した図面や模型、CGでは分かりづらい部分ですので、基礎がすんだ現地にて、今回、再度確認させていただきました。
結果、外観に大きく影響の無いベランダの腰壁の高さを建前の際に再調整する事などをご了解いただきました。
お忙しい所を都合やりくりして、お打ち合わせに来ていただいた施主様に感謝いたします。
後は来週 火曜日のお天気をお祈りするだけですね。
私たちは、技術者であり、デザイナーである訳ですが、まずは、住まい手である施主様のお気持ちへの理解無くしては、決して良い建築の実現は難しいと考えます。
「お施主様のお住まいを大切に想うお気持ちに、どれだけ寄り添えるか」
そのために感受性の高い人間である事をめざし、日々心がけ、努力していきたいと思います。(watanabe)