リビングに衣類が散らかる!困った!
の解決方法として、「玄関にコートなどの収納場所を提案する」という事が多くなってきました。
ただ、最近は玄関に収納したいものが、以前に比べて種類も量も増える傾向があって、かといって、その為に十分なスペースが玄関に確保できるか?と言うと難しい場合もあります。
以前、奥行300mmの場所に、子供たちのコートが掛けたいというご要望があった際の検討資料をご紹介します。
奥行きが浅い場所に洋服を掛けたい!
通常の建材メーカーの既製品のクローゼット奥行サイズは515mmが標準です。
ハンガーもいろいろありますが、例えば無印の紳士用で450mmですから、扉の中だったら、300mmの奥行に衣類の収納は絶対難しい。
検討した案件は扉が無くて、収納スペースとして棚板スペースが確保されているだけの状態でした。
その可動棚スペースの棚板の代わりにハンガーポールを付けて、帰宅時の子どもたちの洋服(主に上着)を掛けたい。というご要望でした。
扉が無いので、袖が廊下にはみ出してる状態でも、まあ、無理という訳では無いのですが。。。。。
玄関の床スペースを通るたびに、洋服に体が擦れるのはやはりストレスだと思います。
そういう場合の強い味方
<スガツネ/スライドコートハンガー>
そういう時には↑これを検討します。
都会のビジネスホテルなんかでよく見かけるアレです。
これだと服を収納の壁に平行に掛けるので奥行きは300mmでOKです。3着くらいの収納なら問題ありません(厚みのあるダウンだとちょっと2着が限界かな?)
こどもが使う場合は良く考えて!
ただ~し、小さい子供でも使い勝手良く使えるのか?はちょっと疑問に思っています。
使い勝手が悪いと。。。「めんどくさがって、結局、リビングまで行ってコートを脱ぐようになってしまいました」
では意味が無いので。。
子供とひとくちに言っても、幼稚園児と高校生では全然違いますし、女の子と男の子でも違うでしょう。性格でも違うでしょう。
だから、具体的には「うちの子、あの場所にちゃんと掛けるかな?」って考えていただくと良いと思います。
ネットとかで「コレが便利!」とかの情報があっても、その住まいに暮らすのは自分たち家族なので、情報を鵜呑みにしないで、常に「自分こと」として考えると良いですね。
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