住みながらリフォームって出来るの?

 

「住みながら、のリフォームは可能ですか?」という質問はよくいただきます。

 

答えはYESです。

ただ、リフォーム内容や住まいの状況やご家族様の覚悟によっては、という条件つきです。

詳しくご説明していきます。

 

 

水廻りの工事がない

まずはトイレやキッチン浴室など水廻りの工事が無ければ、住みながらの工事はやりやすいです。

逆に水廻りの工事があると、排水や給水・給湯などの配管をやり直したりする間、既存の部分の水廻りが使えないので、”住みながら”がなかなか難しい。

 

水廻りの部分の工事があるなら、寝泊まりだけは出来ても、入浴や台所の使用はあきらめる(スーパー銭湯とか外食で済ませる)と割り切ってもらうか、庭などの空いた場所があるなら仮設で作った簡易的な設備(良くイベント会場に置いてあるトイレを想像してください)を使用して我慢していただくか、です。

 

エリア分けして工事が出来る

ある程度、既存の住まいが広めで、こっちをやってる時にこっちに住んで、こっちが出来たら、あっちに移って、的な融通をきかせる事が出来る広さがあるとなんとかなりやすいです。

もともと玄関が2箇所あるとか、寝室に使える部屋が複数あるとか。

 

1期工事と2期工事工事に分ける

上記の2つの項目とも関係ありますが、1期工事と2期工事に工事を2つに分けて、水廻りとLDKだけ1期工事として完成させて、住んでしまって、2期工事で玄関と寝室を工事する。というような方法があります。

 

おおらかに考えられる

住みながらだと、家の一部を区切って工事をするので、どんなに丁寧に仕切っても(ベニヤで仮設の壁を作ったり、ブルーシートなどで覆ったり)多少は、ほこり等が、生活エリアに侵入してきます。

 

加えて日中もしご在宅の方がいれば、工事に伴う騒音や車や職人の出入りがストレスになる場合もあります。

 

そこら辺をおおらかに考える事が必要です。

 

 

敷地の条件によっては無理な場合もある

上記の内容はOKだとしても、敷地の条件(道路との関係や隣家との距離など)によっては、解体作業の都合や資材の搬入経路や仮置き場所などの関係があってどうしても住みながらの工事は無理な場合もあります。

 

 

まとめ

 

長期間かかるリフォームの場合(大規模な場合だと4~6ヶ月程度)住みながらの工事には、上記の様な大変さが伴います。

 

特に工事期間が冬や、家族の中に高齢者、小さなお子さんがいる、神経質だったり病気がちな方がいる場合は、負担が大き過ぎてストレスにならないか、十分に検討する事が大事です。

住みながらの方が楽だから、と思っていても逆に辛かったりする場合もあります。

 

「住みながら」だと工事期間が長くなったり、コストが割高になるデメリットを含めて、一旦、近所のマンスリーマンションや貸家に住まわれる事と比べてどうするのが自分たち家族にとってベストなのかを、どちらが良いかどうか良く考えてみる事が必要です。

 

とは言いますが、半年以上に渡っての「住みながらのリフォーム」に取り組まれて、「新しい家が楽しみで頑張れました!銭湯通いも今となってはいい想い出です」とおっしゃって下さったツワモノの建て主さまもたくさんいらっしゃいます。

 

ご両親は住みながら、子供夫婦さまは小さいお子さんがいらっしゃるのでマンションに。というケースもありました。

 

ご家族さまによって選択肢はさまざまです。正解はひとつではないので、その都度、じっくりご相談させていただく事にしています。

 

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