基本設計中の大野の「明倫の家」。
「長期優良住宅普及促進法」
に基づく「長期優良住宅認定」
を受けるために
構造チェックをしてみたところ。。。。
悲しいかな、耐力壁線間距離(タイリョクヘキセンカンキョリと読みます)
がどうも大き過ぎる。。。。。
つまり構造の上で必要な壁と壁の間隔が離れすぎている。
という事が判明!!!!
。。。。。するまでに
多大な時間がかかります。
申請・審査を受け持つ県の担当課に
細かい疑問を尋ねようにも、
「型式認定住宅以外(在来木軸工法)では
まだ申請が1件も経験が無いので~。。。。。」との事。
ハウスメーカーだと設計が規格化されているので、
審査しやすいのですが、
設計事務所で手がけるような、
完全に自由な設計だと
そうはいかない。という事のようです。
申請用のプログラムが某建築CADメーカー等、数社から出ていますが、
簡単に導入できる金額で無いのと、
そもそも今まで設計の際にそのメーカーのCADを使っていない。
だから、コツコツ。。。コツコツ。。。。。
こういった建築行政の流れが
ますます、「家は創るもの」から「家は買うもの」の方へ
押し流していくのでは無いかと、非常に悲しいのですが、
負けてはおれません。
コツコツ。。。コツコツ。。。。。です。
辛いのは、認定基準の構造をクリアするために、
設計のコンセプトやデザインと大きく関わる柱・壁の位置が影響される事。
でも、制約の中でこそ、
「工夫や知恵」を精一杯出していくのが
私たちの大切な役割、存在意義だと考えています。
(watanabe)