先日は坂井市「正善の家」の既存材料の確認に木材工場まで出かけました。
解体時に工務店さんに大切に保管しておいていただいた物です。
「過去記事:欅の大黒柱」
「過去記事:正善の家解体終了」
↑コチラは欅の「6寸柱」
↑コチラは座敷に使われていた、やはり欅の「差し鴨居」
「差し鴨居」とは・・・「田の字」型という間取りの場合や、豪雪地域に多<用いられる構造材兼造作材です。差し鴨居は、桁・胴差し+鴨居の役割を果たします。かつては頻繁に使われ、真壁構造の軸組を更に強固なものにしていました。 また,これらは構造面だけでなく造形的にも変化をつけることができ、和室をデザイン的に演出することもできます。
以前の住まいを建てる時に、現在の建て主さまのお祖父さまが吟味して選ばれ、ずっとご家族を見守ってきた立派な物です。
これから削り直しやサイズ調整などの加工をされた後、新しい住まいのLDKの柱や玄関框、床の間の床板として家族の物語を紡ぎます。
ご実家の建て替えの際に、想い出のある柱や梁などの良い物を再び新しい住まいに再利用する事は、とっても素敵な事だと思います。
「両親は残してほしいと言うけど、和風のデザインは好きじゃないからどうしよう。。」とお悩みの場合でも、工夫すればナチュラルなインテリアにも違和感なく溶け込めますのでご相談ください。
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